私は、マレーシアで歯列矯正をしました!
「海外での歯列矯正って怖そう」「費用はいくらかかるの?」
「どこの歯医者に行っているの?」
など、歯列矯正についての質問をいただくことが多いので、この記事では
・私が通っている(いた)歯医者 ・費用の合計 ・施術の経過~完了まで ・歯列矯正のメリット・デメリット |
を順番にご紹介していきます!
結論からいうと、
マレーシアでの歯列矯正は何も怖くありません!
値段も、日本での施術の5,6分の1程度と、激安!
私のケースですが、一事例として、
マレーシアで歯列矯正を検討中の方の参考になれば嬉しいです!
*2020年5月に書いた記事を、2022年9月に訂正・追記しています!
Blooe Dental Clinic(旧: Bala Dental Clinic )
私が通っているのは、Bangsarにある Bala Dental Clinicという、
インド系マレーシア人の先生が院長を務める歯医者です。
現在は、Blooe Dental Clinicという名前に変わっているそうです。
Instagramを見る限り、Bala院長先生はもういないようですが、他の先生たちはまだいるようです。それで院名が変わったのかもしれません。
日本人の間でも評判が良く、実際に通っている方も多くいます。
技術が良いのはもちろん、院長先生が日本で勉強をしていたこともあり、
日本人に対してとても親切です。
ただし、歯列矯正以外の治療については、他のクリニックと比べて値段が高い、院長以外の先生の見立てがあまり良くないという評判もあります。
費用の合計
日本で歯列矯正をする場合、費用は100万円以上かかるといわれています。
以前、私が日本の歯医者で見積もりを出していただいたときは、トータルで約150万円だったのに対して、マレーシアで歯列矯正に支払ったのは、全部でRM8500(約25万円)です!
この破格、日本の友人たちには驚かれます。
以下、費用の内訳をご紹介します!
初期費用:RM 500
最初に診察・レントゲン・歯の型どりをしてもらいます。
所要時間は約1時間くらいです。
この診察に、RM500(約12000円)かかりました。
歯医者に連絡して「I’m interested in getting braces」と伝えると、
初診の日程を案内してもらえます。(ほかの言い方でも伝わる)
初診は、若手の先生が行ってくださいました。
抜歯:RM 1000
私の場合、口の中のスペースが足りないことが歯並び悪化の原因となっていたので、スペースを作るために、合計4本の歯を2回に渡って抜きました。
費用は、RM500/2本。
2回抜いたので、RM1000(約24000円)かかりました。
歯を抜いたあとは、顔が少し腫れます。
痛みは2日ほどでおさまりますが、
1週間くらいは、血餅に気をつかいながら過ごしました。
器具の装着:RM 7000
いよいよ矯正器具の装着!RM 7000(約170000円)でした。
RM 2000は器具装着時に支払う必要がありますが、残りのRM 5000は分割でも一括でも可能です。
私は選択の余地もなく、表側に装着する金属のタイプの矯正器具をつけられました。
透明の器具などもあるそうですが、金属のタイプが一番価格が安く、施術期間も短くて済むとのこと。
希望がある場合は、直接歯医者で聞いてみることをおすすめします!
専用の歯ブラシ RM15
矯正中は、通常の歯ブラシを使うと器具が壊れてしまうので、表面にくぼみがある専用の歯ブラシを使用する必要があります。
この歯ブラシは治療費には含まれておらず、必要になり次第、自分で購入します。
私は毎月、自宅用と持ち運び用の2本を購入していました。
支払い後の診察は何度でも無料
矯正器具を装着するときにRM2000を支払い、残りのRM5000は、毎月のメンテナンス時に好きな額を分割で支払うことができます。
私は毎月RM300ずつ払っていましたが、ある日、分割にする意味がないことにはたと気づいた後は、一括で支払いました。
日本では、メンテナンスのたびにお金がかかる場合があるそうですが、マレーシアではRM 7000の中にすべてが含まれているので、完全に矯正治療が終わるまでは何回通っても料金は変わりません。
「器具が壊れた」「ワイヤーがあたって痛い」などで急遽予約を入れることもありましたが、追加料金はかかりませんでした。
期間・施術経過
矯正期間は、歯の動くスピードや、元々の歯並びの状態にもよるそうです。
私の場合、最初は2年かかると言われたものの、
歯の動きが早く、1年ちょっとでワイヤーを外せるところまでになりました。
しかし!ロックダウンの影響で、マレーシアに入国できない期間が数か月続いたため、結局、2年かかりました。
ここからは、施術の経過~完成までの流れをシェアします!
初診・抜歯を経て器具をする装着までには約2か月半かかりました。
この1年間の私の歯の変化です!
口の中の写真なので、苦手な方は見ないでくださいw
矯正前
パッと見はそこまで歯並びが悪かったわけではなく、「なんで歯列矯正するの?」とか「しない方が良いんじゃない」などと言われることもありましたが、
八重歯があったのと、下の歯の歯並びが悪かったのを治したかったので、
歯列矯正をすることに決めました。
抜歯した歯のスペースが空いています。
そして、何より下の歯並びが悪すぎてドン引き。
装着当日
目立たないと思って選んだグレーのゴムが、かえって目立つ。
(数か月に1度、色を変更できます。)
装着当日はただ違和感があるだけで、こんなので歯が動くのかな?と思っていましたが、この数時間後に悪夢が待っていました。
装着翌日
ここから悪夢の2週間がはじまりました。
何かを噛むときはもちろん、なにもしなくても常に涙が出るほど痛い!!!!
ご飯なんて食べれたもんじゃないです。痛み止めも効かない。
大げさではなく、本当に鬱になるんじゃないかっていうくらいの激痛です。
(実際になって途中で辞めた方もいます。)
でも美貌のために、頑張る。
装着して数時間なのにも関わらず、既に下の歯が少し動いているのが分かりますでしょうか!笑
歯を動かす=骨を動かすことになるので、激痛、そして歯が少しぐらぐらします。私のは歯が動くのが早く、その分痛みも強かったようです。
食べ物は小さく切って食べていましたが、
痛くて十分に噛めず、消化不良による腹痛が起きることもたまにありました。
装着2週間後
装着2週間で、だいぶ変わりました!
このころから歯の痛みがなくなり、普通にご飯を食べることができるようになりました。
器具の調整をするたびに、歯は痛くなりますが、こんなに強い痛みが長く続くのは最初だけなので、最初の2週間で矯正人生の峠は半分超えると思います。笑
装着2か月後
2か月で、大分歯の並びがそろってきました。
この時の調整で、ゴムの色をカラフルにしてもらいました。
そして、輪郭が変わり始めるのもこの頃でした。前よりも太っているのにもかかわらず「小顔になった」と言われることが増えました!
装着1年後
1年で、歯並びはほぼ完全にまっすぐになりました!
今は抜歯の隙間も埋まり、マウスピースへの移行を待っている状態です。私の場合は、すべての矯正過程が終了したら親しらずを抜きます。(埋まったまま横に生えている)
まだ矯正完了までは1年間くらいありますが、矯正をして本当に良かったと思っています。
↑の予定でしたが、ロックダウンでかなりの期間があいてしまったので、
ここからは少しワープした状態でお届けします!笑
装着1年7か月後
ロックダウンのさなか、ようやくマレーシアに戻ってくることができて、
歯列矯正を再開しました!
それと同時にゴムかけがはじまりましたが、これが本当に厄介!
口を大きく開けないし、切れてしまうこともしばしばで、今思い出してもストレスを感じます。笑
装着1年9か月後
下の歯が少し斜めになっていますが、隙間をあけて、マウスピースで治していきます。
ついに完了!!!!!
器具を外せたときの感動は本当にすさまじく、自撮り写真が何枚もあります。笑
ここまで本当に長かった!辛かった!とっても頑張った!!!
歯列矯正をする前の写真と比べると、輪郭も変わった気がします。
矯正後の方が100倍好き!!!!!笑
このあとは、別途RM 300でマウスピースを作ってもらい、
飲食のとき以外、装着する必要があります。
しかし、私は本当に面倒くさいし慣れないしで、1年間、寝る時しかつけていません。先生に知られたら怒られます!笑
今のところ大きく戻った箇所はありませんが、マウスピースをさぼって戻ってしまった体験談は本当によく聞くので、絶対着けた方が良いです!説得力ないけど。笑
歯列矯正のメリット・デメリット
私は歯列矯正をして良かったと心から思いますが、デメリットについてもお伝えしようと思います。
歯列矯正のメリット ・歯並び・噛み合わせが良くなる |
歯列矯正のデメリット ・矯正器具が口内にあたって痛い |
これは国内海外関係なく、歯列矯正の経験者は共感できると思います!
最初は特に、本当に痛くて痛くて痛くて、
人様の歯列矯正のBefore & Afterをネットで調べまくっていました。笑
これを見ると、みんな口元だけではなく顔までもが綺麗になっているのが分かって、本当に励みになっていました!
そして、歯並びが良くなれば、虫歯などの歯の病気予防にもつながります。
歯列矯正中は辛いことの方が多く感じますが、長い目で見るとメリットしかありません!
個人的に、やって本当に良かった自己投資の1つです!
海外で歯列矯正はステータス
海外は、種類豊富なホワイトニング歯磨き粉が薬局で簡単に買えたり、
歯列矯正経験者が多かったりと、歯への意識が日本に比べて格段に高いです。
私が歯列矯正をすることにしたのも、海外生活で歯への意識が高まったことがきっかけです。ずっと日本にいたら、おそらく歯列矯正はしていなかったでしょうw
日本では可愛いとされる八重歯も、海外では悪魔の歯と呼ばれることも。
マレーシアでは特に、歯列矯正ができる=それなりのお金があるという認識で、一種のステータスでもあるそうです。
私が矯正器具を装着した次の日、外国人の同僚たちからは
「もっとプリティーになるね!」「次はゴムの色を変えてみなよ!」
などとすごく肯定的な言葉をかけてもらったり、
矯正経験者がとても多いので、沢山のアドバイスをいただりしました!
歯への意識が高いからこそ、歯列矯正の技術やケアもしっかりしているので、
マレーシアでの歯列矯正に不安はありません!
そして何よりこの安さが、めちゃくちゃおすすめです。笑
この記事が、歯列矯正を検討している方の参考になれば、とっても嬉しいです!
クリニック情報
Blooe Dental Clinic
営業時間 月~水 | 金・土 9:00~18:00
木 9:00~13:00
定休日 日曜日
電話番号 +601127735646